油条の由来
五十番食品の商品の一つに「油条」があります。
油条は中国式の細長い揚げパンです。
棒状に切った小麦粉の生地をふたつ重ねたものを揚げて作ります。
中国や香港、台湾などでは朝食にお粥や豆乳と一緒によく食べられます。
この油条、食べるととてもサクサクして美味しいのですが、実はこんな伝説があります。
岳飛は南宋初期の将軍で、「金」国に占領された地を取り戻そうと兵を率いて戦っていました。しかし南宋の秦檜夫婦は敵国・金と密通し、岳飛に謀反の濡れ衣を着せて殺してしまったのです。
人々は岳飛の死を知ると嘆き悲しみ、秦檜を憎みました。それで小麦粉をこねて二本の棒を作り、一本を秦檜、一本を妻に見立ててこれを重ねて油で揚げ「釜茹での刑」にすることで恨みを晴らしたということです。
油条にこんな憎しみが込められているとは、ちょっとびっくりですね。
油条を食べる機会があったらちょっと思い出してみてください。