伊府麺
中国には「伊府麺」という麺があります。
これは、小麦粉と卵で作った麺を油で揚げたものです。
調理する時には一度お湯で戻してから使います。
あの日清のチキンラーメンは、この伊府麺を元に開発されたといわれています。
さて、この「伊府麺」の名前の由来ですが、
「清朝の文人官僚、伊秉綬(い・へいじゅ)の家(府)の名物料理だったのでこの名がついた。鶏のスープを張った土鍋で具と一緒に伊府麺を煮込む。不意の来客に備えた保存食だったが、味の良さが評判になり、庶民の間に広まったという」
ということです(毎日新聞・「余録」より引用)
名字をそのまま麺の名前にするなんて、伊さん家の麺は本当に美味しかったんでしょうね