ひとつの決断
去年の年末に「ひとつの決断」をしました。
↑ 主に福岡市内のお客様にこのトラックで配送をしていましたが、去年の年末で自社便での配送を終了させていただきました。
1月からは運送会社を使っての配送や、問屋様に間に入っていただいての配送に変更させていただいています。
ひとつの大きな決断でした。
わが社の創業は、餃子の具と皮を製造し、近所のラーメン店にトラックで配送してまわることから始まりました。
↑ パンダマークのついたトラックは私の小さい頃からいつも身近にあるもので、昔の写真を見るとパンダトラックがちょくちょく写っています
小さい頃は、父の運転するトラックに乗って配送についていったこともあります。
パンダトラックでの配送は、いわばわが社の「原点」。
創業からしばらくすると各地の問屋様とのお取引が出来、県外の問屋様には運送会社を使っての発送となりましたが、福岡市内のお客様にはパンダトラックでの配送を続けていました。
そして料理店様との新規のお取引は、基本的に問屋様を通じてとさせていただく中、創業時からお取引のあるラーメン店などへの自社便での配送はずっと続けていました。
しかしここ数年、創業時からお取引のあるラーメン店などは、店主の高齢化などで閉められるお店も増えていきました。
自社便で配送を続けるには、コスト高になっていきました。
しかし、わが社の「原点」であるパンダトラックでの配送、なかなか“ひとつの決断”が出来ずにいました。
そんな中でのコロナ。
待ったなしの状況に、ついに自社便での配送を終了する決断をしました。
自社便で配送をしているお客様は、創業からのお客様がほとんどです。
40年以上お取引のあるお客様もたくさんおられます。
担当営業と一緒にお客様一軒一軒をまわらせていただき、自社便での配送を終了する旨を説明させていただきました。
父と懇意にしていただいていたお客様もたくさんおられ、思い出話をたくさん聞かせていただきました。
40年以上わが社の餃子を使い続けてくださっているお店もあります。
説明に伺った時には、「もう五十番食品の餃子の味がうちのお店の味になっているから、注文できなくなったら困る」とたくさんのお客様から言われました。
(お客様にはこれからもわが社の商品を使っていただけるように、間に問屋様に入っていただき、問屋様から配送していただくように手配をさせていただいています)
その言葉に「このお客様が五十番食品の原点なのだな。このお客様に支えられて今の五十番食品があるのだな」と改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました
本当にありがとうございます
これからは直接の取引ではなくなりますが、これからも問屋様を通じてご愛顧いただけると嬉しいです
どうかこれからも五十番食品を末永くよろしくお願いします
※日々の徒然な出来事はこちらのブログにもアップしています。